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医療脱毛の回数の目安と効果の関係

レーザー脱毛を一度受けただけで、すべての毛を無くすことはできません。多くの方が医療脱毛を受けて「毛の自己処理が楽になった」と実感できるようになる回数の目安は5回以上です。

医療脱毛の回数は5回以上8回程度

フレイアクリニックでは患者様が脱毛効果に満足いただける状態になるまで、5回以上8回程度の医療脱毛が必要とお伝えしています。

当クリニックで採用している脱毛機は蓄熱式と熱破壊式の使い分けが可能であり、患者様のご希望に合わせて施術をしております。
蓄熱式脱毛の場合はバルジ領域という毛のもととなる細胞をつくる発毛組織を破壊します。1度のレーザー照射ですべての毛穴の発毛組織を破壊できるわけではありません。
*安心プランの場合、部位によって熱破壊式を選択できます。

医療脱毛を複数回受ける必要がある背景には、毛の生え変わるサイクル(毛周期)とレーザーの反応の仕方が関係しています。

毛周期とレーザーの反応の関係

成長期の毛は発毛組織を破壊しやすい

レーザー照射時に発生する熱は、毛を伝って発毛組織に届きます。発毛組織を破壊するには、毛と発毛組織が密着している時期にレーザーを照射する必要があります。

成長期の毛は、発毛組織(毛乳頭や毛母細胞、バルジ領域)と密着しており、レーザー照射時に発生した熱が発毛組織に伝わりやすい状態です。
一方、休止期や退行期の毛は毛乳頭から離れているため、レーザー照射の熱が伝わりにくく、発毛組織の破壊につながらないことがあります。

成長期の厳密な見極めは難しい

レーザー照射に適した時期は成長期ですが、全ての毛穴の毛周期を正確に見極めることは医師でも難しいことです。毛周期は部位や毛穴によって異なり、全ての毛穴が同じタイミングで成長期、退行期、休止期を迎えるわけではないためです。また、毛周期には個人差もあります。

毛周期とは

部位や毛質による効果の違い

脱毛効果を実感できるまで最低5回以上の施術が必要というのはあくまで目安であり、部位によって患者様が満足する医療脱毛の回数には差があります。部位によって毛質が異なり、レーザーの反応の仕方に差が生じるためです。脇やVIOライン(デリケートゾーン)など太く色素が濃い毛が生えている部位は、レーザーが反応しやすく、1回の照射で毛量が減ったと感じられる場合もあります。

一方、メラニン色素が薄い産毛が多く生える背中、腕や脚などはレーザーが反応しにくいため、8回程度の医療脱毛が必要なる場合があります。ただし、蓄熱式によるレーザー照射の場合、メラニン色素の含有量の影響を受けにくいため、細く色素が薄い毛にも反応しやすいといわれています。

医療脱毛の回数と期間の関係

毛周期には個人差があるほか、部位によってもサイクルの間隔が異なるため、正確に見極めることはできません。

<部位ごとの毛周期>

部位 成長期 休止期
1ヶ月 1ヶ月
わき 3~5ヶ月 3~5ヶ月
3~4ヶ月 4~5ヶ月
背中 2~3ヶ月 2~3ヶ月
VIO 1~2年 1~1年半
4ヶ月 6ヶ月

※退行期は一般的にきわめて期間が短いため、便宜的に成長期・休止期と記載しています。

フレイアクリニックでは、全身の毛周期の目安を考慮し、2ヶ月以上の間隔をあけて通院日を提案しています。

医療脱毛の回数を重ね、毛量が減ってきたら2ヶ月より長く間隔をあけての通院を提案することがあります。そのため、おおよその通院期間は5回コースの場合1年~1年半、8回コースの場合1年半~2年です。

照射間隔を短くしても医療脱毛の回数は減らない

医療脱毛を2ヶ月より短い間隔で受けても、早い段階で多くの発毛組織を破壊できることはありません。毛周期が早い顔脱毛を除き、照射間隔が2ヶ月以下だと、新たに成長期を迎える毛が少ないためレーザー照射の効果はとても低いと言えます。

なお、照射間隔が長くなった場合、成長期の毛が生え揃う状態になるので効果に大きな影響はありません。

また、妊娠などの理由で一時的に通院できなくても、一度レーザーで発毛組織を破壊した毛穴から毛が生えてくることはほとんどありません。

この記事の監修者

磯野 宏貴

フレイアクリニック総院長
磯野 宏貴

東京慈恵会医科大学 医学部卒業後大手病院を経て、2020年フレイアクリニック横浜院院長に就任。 2021年6月より、フレイアクリニック総院長を務めている。