仕組み

医療脱毛の回数の目安と効果の関係

レーザー脱毛は、1回ですべての毛が生えなくなるわけではありません。毛量・毛質による個人差はありますが、フレイアクリニックでは、患者様が満足できる状態になる医療脱毛の回数の目安を5回以上とお伝えしています。

医療脱毛の回数の目安

レーザー脱毛は、レーザーが黒い色素(メラニン)に反応して熱を発し、その熱で発毛組織を破壊して、生えてくる毛を減らすことを目的とした医療脱毛です。

フレイアクリニックでは、蓄熱式ダイオードレーザー脱毛機を使って、バルジ領域という毛のもととなる細胞をつくる発毛組織を破壊します。1度のレーザー照射ですべての毛穴の発毛組織は破壊できないため、当クリニックでは患者様が満足いただける状態になるまで5回以上、8回程度の医療脱毛が必要とお伝えしています。

医療脱毛を複数回受ける必要がある背景には、毛の生え変わるサイクル(毛周期)とレーザーの反応の仕方が関係しています。

毛周期とレーザー反応の関係

毛周期には、成長期・退行期・休止期という3つの期間があります。レーザーを照射して発毛組織を破壊できる毛は、毛周期のうちの成長期にあたる毛のみです。成長期を迎えている毛は、毛を生成する細胞と密着している時期のため、レーザー照射時に発生する熱が発毛組織に伝わりやすいのです。

毛の成長が止まる退行期、毛が抜け落ちていく休止期を迎えた毛にレーザーを当てても、発毛組織にダメージを与えることができません。

なお、毛周期は部位や毛穴によって異なるので、すべての毛穴が同じタイミングで成長期を迎えるわけではありません。
体毛の場合、同時期に成長期を迎えている毛は、全体の20%程度と言われています。つまり、1回のレーザー照射で発毛組織を破壊できる毛穴が、照射範囲の最大20%とすると、医療脱毛5回でようやく100%に達する計算です。

部位や毛質による効果の違い

最低5回以上というのは、あくまで目安であり、部位によって患者様が満足する医療脱毛の回数には差があります。部位によって毛質が異なり、レーザーの反応の仕方に差が生じるためです。レーザーは黒い色素に反応して熱を発するため、色素が濃い毛ほど強く反応します。脇やVIOライン(デリケートゾーン)など太く色素が濃い毛が生えている部位は、レーザーが反応しやすく、1回の照射で毛量が減ったと感じられる場合もあります。

一方、メラニン色素が薄い産毛が多く生える顔や背中、腕や脚などは、毛が太くメラニン色素が濃い部位に比べレーザーが反応しにくいため、8回程度の医療脱毛が必要なる場合があります。ただし、蓄熱式ダイオードレーザー脱毛機によるレーザー照射の場合、メラニン色素の含有量の影響を受けにくいため、細く色素が薄い毛にも反応しやすいといわれています。

医療脱毛の回数と期間の関係

レーザー脱毛は、毛周期を踏まえ、最低でも2ヶ月以上の間隔を空けて受ける必要があります。毛周期には個人差があるほか、部位によっても成長期を迎える間隔が異なるため、医師でも厳密には見極められません。フレイアクリニックでは、全身の毛周期の目安を考慮し、2ヶ月以上の間隔をあけて通院日を提案しています。

医療脱毛の回数を重ね、毛量が減ってきたら2ヶ月より長く間隔をあけての通院を提案することがあります。そのため、当クリニックの場合、通院期間は5回コースで1年~1年半、8回コースで1年半~2年です。

<部位ごとの毛周期>

部位 成長期 休止期
1ヶ月 1ヶ月
わき 3~5ヶ月 3~5ヶ月
3~4ヶ月 4~5ヶ月
背中 2~3ヶ月 2~3ヶ月
VIO 1~2年 1~1年半
4ヶ月 6ヶ月

※退行期は一般的にきわめて期間が短いため、便宜的に成長期・休止期と記載しています。

照射間隔を短くしても医療脱毛の回数は減らない

医療脱毛を2ヶ月より短い間隔で受けても、早い段階で多くの発毛組織を破壊できることはありません。照射間隔が短いと、新たに成長期を迎える毛が少ないので、かえってレーザーを照射しても無駄になってしまう可能性があります。

なお、照射間隔が長くなった場合、成長期の毛が生え揃う状態になるので効果に大きな影響はありません。また、妊娠などの理由で一時的に通院できなくても、一度レーザーで発毛組織を破壊した毛穴から毛が生えてくることはほとんどありません。

この記事の監修者

磯野 宏貴

フレイアクリニック総院長
磯野 宏貴

東京慈恵会医科大学 医学部卒業後大手病院を経て、2020年フレイアクリニック横浜院院長に就任。 2021年6月より、フレイアクリニック総院長を務めている。