注意事項

脱毛前に必要な準備

脱毛の施術前には、脱毛する部位を自身であらかじめシェービングしておく必要があります。
ただし、自己処理で肌を傷つけてしまうと施術できないことがあるので、正しい方法でお手入れしましょう。

また、保湿や紫外線対策などの入念なスキンケアを行い、体調を整えておくことも施術による肌への負担を軽減するために大切な準備です。

脱毛前日までに施術箇所のお手入れが必要

脱毛前日までに照射部位を剃毛する理由は、肌の火傷を防ぐためです。

毛が伸びた状態で照射すると、レーザーが毛のメラニン色素に過剰に反応して、肌に火傷を負う可能性があります。

そのため、クリニックやサロンで施術を受ける前の自己処理は欠かせません。

肌への負担が少ない自己処理の方法は?

自己処理はカミソリではなく、電動シェーバーで行います。

肌の角質を削ってしまうカミソリとは異なり、電動シェーバーは刃が直接肌に触れないので、角質をそぎ落として肌のバリア機能を低下させる可能性は低いと言えます。ただし、電気シェーバーを利用しても肌へのダメージはゼロではないので、肌の状態を整えて脱毛施術を受けるために、お手入れは施術当日の直前ではなく、1~2日前に行いましょう。

カミソリ・毛抜き・脱毛ワックス・除毛クリームは使用しない

カミソリや毛抜き、脱毛ワックス、除毛クリームは肌への負担が大きく、色素沈着や毛嚢炎などの肌トラブルにつながります。

また、毛抜きや脱毛ワックスで毛を引き抜いてしまうと、レーザーや光のターゲットとなるメラニン色素がなくなるため、施術の効果が得られなくなる可能性もあります。

部位別のシェービング方法

事前の処理で肌を傷つけると、施術できなくなってしまう可能性があるため、背中やIOゾーン、うなじなどの手の届きにくい箇所は無理にお手入れせず、クリニックやサロンのスタッフに剃毛をお願いしましょう。

ただし、追加のシェービング代がかかることもあるため、カウンセリング時や契約前に忘れずに確認してください。

顔のシェービング

顔の毛は電気シェーバーで剃り、剃毛後の肌は化粧水と乳液、クリームの順で保湿します。
額やフェイスライン、頬骨付近は内側から外側へ向かってシェーバーを動かし、それ以外は上から下へ向かって剃毛することが基本です。

VIOのシェービング

Vラインは、刃先が丸いハサミで長い毛をカットした後、電気シェーバーで少しずつ剃っていきましょう。
毛が長いままだと、シェーバーが毛を巻き込んで引っ張ってしまい、肌に負担がかかってしまう場合があるためです。

また、自分で目視できないIラインやOラインは、鏡を床に置いて確認しながら処理すると、けがの予防につながります。

なお、アンダーヘアを無毛の状態にするハイジニーナの場合、施術前は毎回すべての毛を剃ります。
毛量を少なくしてVゾーンを好みの形に整える場合、毛量や毛質によって差がありますが、1~2回目の施術前はすべて処理し、その後は好みのデザインに合わせて剃毛していきます。

毛量を調整すると毛がまばらに生えるリスクもあるので、デザインはクリニックやサロンのスタッフと相談しながら施術を進めると良いでしょう。

体(全身)のシェービング

顔やVIO以外の全身は、毛の流れに沿って電気シェーバーで処理します。
肌が乾燥していると肌トラブルのもとになりやすいので、保湿してからお手入れしましょう。

剃毛後も伸びの良いボディクリームやローションを塗って、肌を保護してください。
なお、自己処理の直後は雑菌が入って肌が炎症を起こすことを避けるため、湯船にはつからないようにしてください。

フレイアクリニックは剃り残しのシェービング無料

フレイアクリニックでは、うなじや背中、おしり、IOラインなど、手の届かない範囲のシェービングは無料で行っています。
ただし、施術時間を十分に確保するため、自己処理が難しい箇所以外は患者さまご自身での剃毛をお願いしています。

脱毛期間中のスキンケアのポイント

保湿ジェルや保湿ローションで入念なお手入れを心がけましょう

脱毛期間中は念入りな保湿を心がけてください。
肌が乾燥していると、施術時に痛みを感じやすくなったり、かゆみや炎症などを引き起こしやすくなったりするので、施術ができない場合があるためです。

顔は、肌をこすりすぎないように注意しながらたっぷりの泡でやさしく洗い、化粧水と乳液など塗ってからクリームで整えます。
身体は範囲が広いため、伸びがいい保湿ジェルやローションを用います。

VIOはデリケートなため、肌にやさしいアルコールフリーの保湿ローションなどでケアしましょう。

紫外線対策は必須!日焼けすると脱毛ができない可能性あり

日焼けして炎症を起こした肌は、レーザーや光の照射によって、炎症が悪化する可能性があるので施術できません。
予定通り予約日に施術を受けるために最低でも施術前後2週間は、日焼け止めを塗る、アームカバーをつける、ツバが広い帽子を被る等の日焼け対策を徹底するようにしましょう。

また、炎症がおさまっていてもメラニンの過剰分泌で褐色の色素沈着が起きていると、施術を断るクリニックやサロンもあります。

フレイアクリニックで使用している蓄熱式脱毛機は、炎症を起こしていない褐色肌や黒褐色肌であれば施術が可能なケースもあるので、カウンセリングの際にご相談ください。

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脱毛当日の注意点

日焼け止めや制汗剤の使用はNG

フレイアクリニックでは、脱毛当日、患者さまに日焼け止めや制汗剤を使用しないようにお願いしています。

施術直前に日焼け止めや制汗剤を拭き取ったとしても、毛穴に成分が残っていると、医療レーザーが照射時に発生する熱が発毛組織に届きにくくなり、細胞を破壊できない可能性があるためです。

さらに、レーザーが思わぬ反応を起こし、毛嚢炎や熱傷につながることもあります。

体温が上昇する行動は禁止

体温が上昇し、体内に熱がこもった状態で施術を受けると、火傷や赤みなど肌トラブルが起きやすくなります。
激しい運動やエステ、マッサージ、入浴、サウナなどは、施術前後12時間は行わないようにしてください。

また、血行が促進される飲酒も施術前はNGです。
お酒を飲むと、肌に赤みやかゆみが生じたり、体内の水分が奪われて肌が乾燥したりするため、施術ができない可能性があります。
施術前はもちろん、施術後の過度な飲酒もしないように心がけましょう。

施術当日の予防接種は厳禁

予防接種をした後は肌が敏感になっていたり、針を刺した跡が腫れていたりすることによって、施術後の肌トラブルが起きる可能性があります。

また、インフルエンザの予防接種後は微熱や倦怠感などの副作用が起きることもあり、施術後に体調を崩す方もいます。
そのため、予約当日の施術前に予防接種すると脱毛施術は受けられません。

なお予防接種の副作用が出ていると脱毛施術はできないので、予防接種は予約日の前後1週間から10日は控えるようにしてください。

また、薬の服用も脱毛施術と相性が悪い場合があります。
服用している薬によっては、医療レーザー脱毛によって副作用が伴う可能性もあるので、常用薬がある方はカウンセリングの際に医師にお知らせください。

メイクをしたまま来院OK!

フレイアクリニックでは、顔脱毛の施術当日でもメイクをしてご来院いただけます。
施術前にメイクを落とす必要があるため、時間に余裕を持ってお越しください。

クリニックのパウダールームには、メイク落としや化粧水、コットンなどをご用意しております。
また、メイク道具を持参すれば、パウダールームでお帰り前にメイクしていただくことも可能です。

ただし、施術後は肌が刺激を受けやすい状態なので、メイクアップやクレンジングによる肌負担を減らすため、メイクは控えることをおすすめします。
メイクをする場合はナチュラルメイクを心がけ、クレンジングの際は肌を強くこすりすぎないように心がけましょう。

来院時は肌を刺激しにくい服装がおすすめ

フレイアクリニックでは、着替えを用意しているので、来院時は何を着ていただいても問題ありません。
短時間で着替えられる着脱しやすい衣服、服の摩擦による施術後の肌への刺激を避けるためやわらかい素材の服装がおすすめです。

なお、照射時に塗布するジェルが衣服についたり、施術時に衣服にしわができてしまったりするので、ひざ下やひじ下などの一部を脱毛する場合でも来院後の着替えを推奨しています。

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この記事の監修者

磯野 宏貴

フレイアクリニック総院長
磯野 宏貴

東京慈恵会医科大学 医学部卒業後大手病院を経て、2020年フレイアクリニック横浜院院長に就任。 2021年6月より、フレイアクリニック総院長を務めている。