仕組み

医療レーザー脱毛とは

医療レーザー脱毛は、レーザー照射によって発毛組織を破壊し、毛を生えなくするための施術です。施術によって発毛組織が破壊されると、その毛穴から再発毛することはほとんどありません。

なお、発毛組織の破壊は医療行為のため、医療レーザー脱毛を取り扱えるのは医療機関や医療従事者に限られます。フレイアクリニックは美容皮膚科として、医師の診察にもとづき、看護師が医療レーザー脱毛の施術を行っています。

毛の構造と成長のメカニズム

毛は皮膚から出ている毛幹、皮膚の中にある毛根に分けられます。

毛根の一番下にある膨らんだ部分を毛球と呼び、毛球の中には毛母細胞(もうぼさいぼう)と毛乳頭(もうにゅうとう)があります。また、毛球付近の毛母細胞のもととなる幹細胞があるバルジ領域です。

毛乳頭は毛細血管から栄養を取り込み、毛母細胞に届ける役目を担い、栄養分を受け取った毛母細胞が分裂を繰り返すことで毛が伸びていくのです。

医療レーザーによる発毛組織破壊の仕組み

医療レーザー脱毛は、毛の黒いメラニン色素に反応して発熱するレーザーを照射し、毛乳頭や毛母細胞、バルジ領域を破壊します。毛のもととなる細胞を破壊することで、再び毛が生えることを防ぐ仕組みです。

医療レーザー脱毛の2つの照射方式

医療レーザー脱毛には、熱破壊式と蓄熱式の大きく2つの照射方式があり、方式によって破壊する発毛組織が異なります。

熱破壊式による医療レーザー脱毛施術のターゲットは、毛乳頭と毛母細胞です。高出力のレーザーを照射し、瞬時に熱を発生させて発毛組織を破壊します。太く色素が濃い毛にレーザーが反応しやすい一方、出力が高いので痛みを感じやすい特徴があります。

また、熱破壊式で産毛を照射する場合、太く濃い毛に比べてさらに高い出力が必要です。火傷の発生を防ぐため、出力を調整する必要があり、産毛の発毛組織を破壊しにくい傾向があります。

一方、蓄熱式による医療レーザー脱毛は、バルジ領域の破壊を目的とした施術です。毛を作る細胞のもととなるバルジ領域を破壊することで、毛の生成を防ぐ仕組みです。

低出力のレーザーを繰り返し照射し、発毛組織に熱をじわじわと与えるため、産毛の発毛組織の破壊にも対応しています。また、出力が低いため、施術時の痛みが生じにくい特徴もあります。フレイアクリニックでは、この蓄熱式脱毛機による医療レーザー脱毛を行っています。

医療レーザー脱毛の施術効果

医療レーザー脱毛で発毛組織が破壊されると、施術後しばらくして毛穴に残った毛が自然と抜け落ちていきます。毛が抜け落ちるまでの期間は、熱破壊式による施術で施術後2週間ほど、蓄熱式による施術の場合は4週間ほどです。

毛周期と施術回数や期間の関係

医療レーザー脱毛の施術は1度では終わらず、複数回受ける必要があります。これは、毛の成長サイクル(毛周期)の「成長期」に医療レーザーを照射する必要があるためです。

毛は、成長期のほか、退行期と休止期の3つのサイクルで伸びたり、抜け落ちたりを繰り返します。医療レーザー脱毛は、毛を通してレーザー照射時に発生する熱を発毛組織に届けます。そのため、毛と発毛組織が密着している成長期の毛に施術を行う必要があるのです。

なお、すべての毛穴が同じタイミングで成長期を迎えるわけではなく、1回の施術時に成長期を迎えている毛は、全体の2割程度とされているため、各部位5回以上の施術が必要な計算です。また、毛周期は明確な見極めが難しいため、クリニックでは各部位の平均的な毛周期の期間を踏まえ、平均2~3ヵ月以上あけて施術日を提案しています。

フレイアクリニックの医療レーザー脱毛の場合、最低2ヶ月以上の間隔をあけて施術を受けていただきます。施術期間の目安は、5回コースで最低8ヵ月から1年、8回コースでは1年2か月から2年ほどです。

医療レーザー脱毛のリスク

医療レーザー脱毛で発毛組織を破壊できた毛穴は、再発毛の可能性がほとんどないため、カミソリや毛抜きによる自己処理が原因の肌への負担軽減につながります。その一方、レーザー照射で発毛細胞を破壊する医療行為のため、施術によって肌トラブルが生じるリスクもあります。

各クリニックで肌トラブル防止に努めていてもリスクをゼロにすることは難しく、レーザー照射時の熱刺激による痛み、赤みやかゆみ、毛穴周辺が炎症する毛嚢炎(もうのうえん)が発生する場合もあります。

そのため、医療レーザー脱毛施術を受ける前には、自身でリスクを理解しておく必要があります。なお、医療レーザー脱毛の場合、医師が常駐しているため、肌トラブル発生時は、施術を受けた医療機関で診察や治療を受けられます。費用などは、クリニックによって異なるため、あらかじめ確認しておきましょう。

フレイアクリニックの肌トラブルの予防や対応の取り組み

フレイアクリニックでは、医師や看護師が施術の知識習得や技術向上に努め、施術によるリスク防止を目指しています。また、ご契約前には医師とカウンセラーのダブル体制で患者さまに対してカウンセリングを行い、施術内容やリスク、アフターケアについて詳細にご説明しています。

さらに医療レーザー脱毛の施術時は、ニキビの有無やアトピー肌、敏感肌などの患者さま一人ひとりの肌状態に合わせたレーザー出力を調整し、施術に対応いたします。

万一、施術が原因で肌トラブルが生じた場合、フレイアクリニックの医師による診察や薬の処方を無料で対応いたします。また、施術時の痛みが不安な方には麻酔クリームも処方しているため、カウンセリングの際にご相談ください。

この記事の監修者

磯野 宏貴

フレイアクリニック総院長
磯野 宏貴

東京慈恵会医科大学 医学部卒業後大手病院を経て、2020年フレイアクリニック横浜院院長に就任。 2021年6月より、フレイアクリニック総院長を務めている。