仕組み

永久脱毛とは?定義や値段・費用について

永久脱毛とは、脱毛後に毛が1本も生えない状態が永久に続くことではありません。
医療脱毛によって、発毛組織を破壊した毛穴が長期にわたって再発毛しない状態が続くことを指しています。

永久脱毛は?定義や考え方

永久脱毛は、日本では明確に定義されていません。医療において、永久脱毛は「施術を行った後に再発毛する本数が減少し、その状態が長期にわたって維持されること」ととらえられます。

毛は毛乳頭や毛母細胞、バルジ領域と呼ばれる発毛組織によってつくられます。この発毛組織を破壊すると、毛の生成を防止できるのです。発毛組織の破壊は医療行為に該当し、皮膚科や美容皮膚科などの医療機関でのみ受けられるため、長期的に再発毛しない永久脱毛を目指す治療は医療脱毛と認識されています。

なお、医療脱毛で発毛組織を破壊できるのは、毛の生え変わるサイクル「毛周期」のうちの成長期の毛のみと言われています。
毛1本1本の成長期を迎えるタイミングは異なり、全身の毛のうち同時期に成長期を迎える毛は20%ほどと考えられているため、医療脱毛は毛周期を考慮して受ける必要があるのです。

発毛組織を破壊する医療脱毛の仕組み

医療機関で行う発毛組織の破壊を目的とした施術には、ニードル脱毛と医療レーザー脱毛の大きく2つの方法があります。

ニードル脱毛

ニードル脱毛(針脱毛)は、絶縁針と呼ばれる電気が流れる針を毛穴に挿入し、微弱な電流を流して毛根にある発毛組織(毛乳頭や毛母細胞)を破壊します。

絶縁針は、先端以外にコーティングが施されているので、電気を流す際、肌表面に電流が触れることなく毛根部にダメージを与えられます。ニードル脱毛は、毛根に電気を流すため、肌や毛の色、毛質を問わず発毛組織を破壊できる特徴があります。メラニン色素を多く含む褐色肌の方や、メラニン色素を含まない白髪への再発毛を防ぎたい方への毛の処理にも対応しています。また、毛穴ごとに毛を処理するため、医療レーザー脱毛では処理が難しい狭い範囲の対応も可能です。

その一方で、毛穴ひとつひとつに針を差し込んで電流を流すため、強い痛みが生じることがあります。また、背中や全身など広範囲にわたる部位の毛を処理する場合は時間がかかります。

また、医療機関のニードル脱毛ではなく、エステサロンなどで行われる「美容電気脱毛」があります。エステ・脱毛サロンで行う美容電気脱毛では、医療行為に該当する発毛組織は破壊できませんのでご注意ください。

医療レーザー脱毛

医療レーザー脱毛は、レーザーが毛の黒いメラニン色素に反応して熱を発することによって発毛組織を破壊する仕組みです。レーザー機器の照射面は広いため、背中などの広範囲の照射に向いています。

ただし、メラニン色素を含まない白髪はレーザーが反応しないため、照射しても発毛組織を破壊できません。なお、脱毛機の種類によっては色素を多く含む濃い褐色肌や色素沈着がある部分は照射できないことがあります。また、照射時に熱が発生するため、熱刺激によって痛みが発生することもあります。

医療レーザー脱毛には、毛を生成する毛乳頭と毛母細胞を破壊する熱破壊式、毛の生成を促すバルジ領域を中心に発毛組織を破壊する蓄熱式の2つの照射方法があります。

フレイアクリニックでは蓄熱式脱毛機を使用し、発毛を促す指令塔であるバルジ領域の破壊を目的とした施術を行っています。蓄熱式脱毛は、低出力のレーザーを連続的に照射し、じわじわ熱を加えて発毛組織にアプローチします。レーザー出力の設定が低く、痛みの原因となる熱の発生量が抑えられるため照射時の刺激を感じにくくなっています。また、レーザーを照射すると同時に脱毛機の冷却機能で肌を冷やすことで痛みの軽減につなげています。

ニードル脱毛と医療レーザー脱毛は、脱毛したい範囲や毛質、毛量に応じて選ぶと良いでしょう。メラニン色素を含まない白髪やレーザーを照射できない狭い範囲はニードル脱毛、全身脱毛など広範囲にわたる部位は医療レーザー脱毛で処理するなど、使い分けを検討してみてください。

美容脱毛や家庭用光美容器は発毛組織を破壊できない

エステサロンや脱毛サロンでの美容脱毛(光脱毛)は、医療行為に該当する発毛組織の破壊はできません。そのため、美容脱毛は抑毛を目的とした照射出力にとどまります。発毛組織の破壊は医師免許を有した医師や看護師など医療資格者のみに許可されている医療行為です。

第1 脱毛行為等に対する医師法の適用
以下に示す行為は、医師が行うのでなければ保健衛生上危害の生ずるおそれのある行為であり、医師免許を有しない者が業として行えば医師法第17条に違反すること。
(1) 用いる機器が医療用であるか否かを問わず、レーザー光線又はその他の強力なエネルギーを有する光線を毛根部分に照射し、毛乳頭、皮脂腺開口部等を破壊する行為
引用:医師免許を有しない者による脱毛行為等の取扱いについて(◆平成13年11月08日医政医発第105号)

家庭用光美容器も発毛組織を破壊するほど出力を上げられないため、サロンの美容脱毛と同じく発毛組織を破壊できません。また、除毛クリームによる毛を溶かす方法、ワックス・毛抜きによる毛を抜く方法も発毛組織を破壊する効果はありません。

脱毛後に再び毛が生える可能性

ニードル脱毛や医療レーザー脱毛で発毛組織を破壊した毛穴からは、毛が再度生えてくることはほとんどありませんが、ホルモンバランスの変化によって再び毛が生える可能性はあります。

中高生をはじめとした未成年の場合、医療脱毛を受けた後で、新たに毛が生えてくる可能性があります。未成年は成長途中で発毛組織も未発達です。ニードル脱毛やレーザー脱毛を受けても、その後新たに発毛組織が発達した毛穴があると、そこから毛が生えてきます。

また、妊娠や出産によって、ホルモンバランスが急激に変化すると、発毛組織が活性化して脱毛後でも毛が生えてくることがあります。この場合、毛が生えてくるのは一時的なものなので、ホルモンバランスが元に戻ると毛は抜け落ちていくことがほとんどです。

永久脱毛に向けた医療脱毛の費用の目安

永久脱毛に向けたニードル脱毛、医療レーザー脱毛の費用はクリニックごとに異なります。
フレイアクリニックでは、自己処理の頻度が少なくなる医療レーザー脱毛の回数の目安を5回以上とお伝えしています。全身26箇所全身脱毛セット5回コースの費用は、一般料金で173,800円(税込)です。ニードル脱毛は取り扱っておりません。

なお、毛量や毛質、部位などによって個人差があるため、全身脱毛をはじめとする各脱毛プランで5回コースと8回コースを用意しています。全身脱毛プランの一般、大学生・専門生、中学・高校生の料金は下記の通りです。部位ごとの脱毛プランの料金は、脱毛料金のページからご確認いただけます。

全身脱毛 回数 総額料金
一般 5回
8回
173,800円
272,800円
大学生・専門生 5回
8回
168,800円
262,800円
中学・高校生 5回
8回
163,800円
252,800円

※表示価格は全て税込み
※自由診療のため、公的医療保険は適用されません。
※医療レーザー脱毛は、レーザー照射により発毛組織を破壊する行為です。
赤みや腫れ、かゆみ、痛み、乾燥が生じるリスクがあります。また、まれに毛嚢炎や火傷、硬毛化が発生すことがあります。

この記事の監修者

磯野 宏貴

フレイアクリニック総院長
磯野 宏貴

東京慈恵会医科大学 医学部卒業後大手病院を経て、2020年フレイアクリニック横浜院院長に就任。 2021年6月より、フレイアクリニック総院長を務めている。