仕組み

白髪は脱毛できる? 白髪が生えた部位の脱毛

加齢やストレスによってVIOライン(デリケートゾーン)などに生えてきた白髪は、ニードル脱毛(医療針脱毛)で処理できます。黒い毛と白髪が同じ部位に生えている場合は、レーザー脱毛とニードル脱毛を並行して受けるのもひとつの方法です。

フレイアクリニックではニードル脱毛の取り扱いはありません。そのため、当クリニックでのレーザー脱毛と、他院でのニードル脱毛を併用したお手入れをご希望の方には、通院ペースなどのご相談をお受けしています。

白髪の状態

黒色や茶色の毛は、毛根の最深部にある色素細胞(メラノサイト)でつくられたメラニン色素を含みます。白髪は、このメラニン色素を含まない状態の毛です。
加齢やストレス、遺伝、栄養不足などの原因により、メラノサイトの機能が低下すると、毛のメラニン色素が作られにくくなり、白髪が発生します。

ニードル脱毛なら白髪にも対応

ニードル脱毛は毛穴に針を挿しこみ、電流を流して発毛組織を破壊する脱毛方法です。
毛のメラニン色素に反応して熱を発し発毛組織を破壊するレーザー脱毛とは異なり、毛のメラニン色素の含有量に対応可否を左右されず、白髪にもアプローチが可能です。

レーザー脱毛のために白髪を黒く染めたとしても、染まるのは体表面に見えている部分のみです。レーザーのターゲットとなる毛根付近を黒くすることはできません。さらに、レーザー照射前には剃毛が必要です。そのため、白髪を黒く染めた部位にレーザー照射を受けても、白髪が生えている毛穴の発毛組織を破壊することはできないのです。

ニードル脱毛を受ける際の注意点

ニードル脱毛では、毛穴に直接針を挿しこむ際に強い痛みが生じることがあります。
白髪を気にする方が多いVIOなどは、皮膚が柔らかく、毛質が太くて濃いので痛みを感じやすい部位です。
不安な方は、クリニックで麻酔の使用など痛みへの対応を確認しましょう。

また、ニードル脱毛は毛穴ひとつひとつに針を挿して処理していくので、広範囲の部位への対応には時間がかかります。
クリニックによって異なりますが、1回の通院(1~2時間が目安)で処理できる毛の本数は600~1,000本程度。通院ペースは1~2ヶ月間隔のため、部位や毛量によっては通院回数が増え、期間が長引くことがあります。

なお、ニードル脱毛は毛をピンセットでつまみ、毛の角度や毛穴の方向を確認してから針を挿しこむため、脱毛当日は毛を3~5mmほど伸ばした状態で通院する必要があります。
事前の剃毛が必要なレーザー脱毛と併用する場合は、予約タイミングが重ならないように注意しましょう。

白髪と黒い毛がある部位はレーザー脱毛を併用

脱毛を希望する部位の中に白髪が少し混ざっているような場合は、レーザー脱毛とニードル脱毛を併用すると効率的な毛の処理ができると言えます。

ニードル脱毛は毛を1本ずつ処理するため、全ての毛をニードル脱毛で対応すると時間がかかります。
一方、レーザー脱毛は1回の照射面積が広いので、短時間で広範囲への対応が可能です。

例えば蓄熱式レーザー脱毛機の場合は、狭範囲用のハンドピースを使用しても照射口の面積は1.4㎠〜2㎠程度あります。VIOであれば所要時間は1回30分程度です(レーザー自体は複数回照射する必要があります)。

そのため、混ざっている白髪が数本程度の部位なら、メラニンを含む黒い毛はレーザー脱毛で処理し、白髪だけをニードル脱毛で処理する方法が良いでしょう。

フレイアクリニックではニードル脱毛のお取り扱いはございませんが、レーザー脱毛とニードル脱毛を並行して希望される方のスケジュールなどの相談を受け付けております。詳しくは無料カウンセリングで医師やスタッフにお問い合わせください。

コラムに関する注意事項 本コラムは一般的な脱毛に関する情報を掲載しており、当院の提供するサービス内容や方針とは一部異なる場合がございます。あらかじめご了承ください。 掲載内容は執筆時点の情報です。また、予告なく変更されることがあります。 掲載画像はイメージです。

この記事の監修者

フレイアクリニック総院長 磯野宏貴医師

フレイアクリニック総院長
磯野 宏貴

東京慈恵会医科大学 医学部卒業後大手病院を経て、2020年フレイアクリニック横浜院院長に就任。 2021年6月より、フレイアクリニック総院長を務めている。