リスクについて

赤みや炎症への対応

レーザー照射後に肌に赤みなどの炎症が起きることがあります。
数日から1週間ほどで症状が治まることがほとんどですが、一定期間を過ぎても炎症が良くならない場合には、クリニックに相談して早めに医師の診断を受けて治療するようにしましょう。

レーザー照射後に赤みが出た時の対処法

患部を冷やす

レーザー照射後に肌に赤みや腫れが出たり、ひりつきやかゆみを感じたりした場合、決してひっかかずに、まずは患部を冷やしましょう。
タオルやガーゼに包んだ保冷剤、水で濡らしたタオルなどを肌にあてて火照りを鎮めます。

患部を掻いてしまうと傷ができて炎症が広がり、色素沈着してしまうおそれがあるため注意が必要です。

照射部位を保湿をする

レーザー照射後は、肌にダメージが加わり、うるおいを保持する機能が低下して肌が乾燥しやすくなります。
乾燥すると肌を守る「バリア機能」が低下して外部からの刺激を受けやすくなるため、炎症のリスクが高まります。
レーザー照射後は手持ちのローションやクリームなどを使って、照射部位をしっかり保湿しましょう。

またレーザー照射後に限らず、日常的に肌を保湿することが大切です。
乾燥した肌にレーザーを当てると、照射の刺激によって炎症が起きる可能性があります。肌トラブルを避けるためにも、通院期間中は日常的に保湿を行いましょう。

炎症が長引く場合は医師に相談

数日~1週間ほど経っても肌の赤みや炎症が治まらない、または炎症の範囲が広かったり症状が強く出ていたりする場合は、クリニックに相談をしましょう。
場合によっては毛根にある毛包に細菌が入って炎症を起こす「毛嚢炎(もうのうえん)」の可能性もあるため、クリニックで診察を受け、適切な診断と処方を受けることが大切です。

レーザー照射後の炎症を予防するためのポイント

血行を良くする行為はNG

レーザー照射後は入浴、激しい運動、過度な飲酒など、血行を良くする行為を控えましょう(シャワーは可能)。

照射後の肌は乾燥しやすく、肌に赤みが出たりほてりを感じたりすることがあります。
血行が良くなり体温が上がると、こうした赤みやほてりの症状が長引いてしまう可能性もあります。

また、照射後の肌は刺激を受けやすいため、汗に含まれる塩分やアンモニア、たんぱく質などが刺激となり肌に炎症を引き起こしてしまうおそれもあります。

紫外線対策を行う

レーザー照射後の肌は刺激に弱く、紫外線によるダメージを受けやすい状態です。
赤みのほか、シミやそばかすなどの肌トラブルを予防するため、照射後は日焼け止めクリームや日傘などで紫外線対策を行いましょう。

また日焼けをすると肌内部に大量のメラニン色素が生成されます。
この肌状態だと、レーザーが肌のメラニンに反応して火傷する可能性もあります。次回のレーザー照射を予定通り受けるためにも通院期間中は紫外線対策を心がけてください。

脱毛期間に日焼けしてはいけない

レーザー照射後の肌に赤みがでる原因

レーザー照射後の肌の赤みは、照射時に発生した熱が原因の場合があります。

毛のメラニン色素に反応して発生する熱が皮膚にも影響を及ぼし、肌が火照り、肌の表面に赤みが出ることがあります。

また照射部位によっては赤みが出やすい箇所があり、肌の状態によっても赤みが出やすくなる場合があります。

レーザー照射で赤みが出やすい部位の特徴

赤みが出やすい部位は「毛根が密集している」「血管が多く集まっている」「毛が太い」などの特徴があります。たとえば、VIO、顔、脇です。

VIOや脇などは毛根が密集しているため、レーザー照射時に発生する熱がこもりやすく、肌に赤みが出やすい部位といえます。
さらにVIOは皮膚も薄いためレーザーの刺激を受けやすく、炎症が起きやすい箇所です。

また顔やうなじも血管が多く集まっているので、レーザーの熱で血管が拡張して血流が良くなり、肌に赤みが出ることがあります。

レーザー照射で赤みが出やすい肌状態

敏感肌やアトピー性皮膚炎などの皮膚疾患のある方、レーザーの刺激に反応しやすく、肌に赤みが出やすい傾向にあります。
皮膚疾患のある方は、照射によって肌の状態がさらに悪化する可能性があるため、カウンセリング時にクリニックに確認をしておきましょう。

生理周期によって刺激に敏感になっている肌

生理中や生理前後はホルモンバランスの変化で肌が敏感になり、照射の刺激によって痛みや炎症が起こりやすくなります。生理周期が一定の場合、予約日を調整してレーザー照射を受けると良いでしょう。

万が一、施術日当日に生理が来てしまった場合、フレイアクリニックでは患者様お一人につき1回限り無料で当日キャンセルや予約日変更を承っています。その場合、キャンセル料やプランの回数消化はありません。
クイックプランは除きます。

自己処理には電気シェーバーを使う

カミソリによる剃毛で肌の角層部分が傷ついていると、外部からの刺激を受けやすくなるため、レーザー照射後に炎症を引き起こしやすくなります。

また、ワックスや毛抜きを使って自己処理をすると、毛穴が開いて細菌が入りやすくなり、外からの刺激を受けやすくなります。さらに毛根ごと毛を抜いてしまうため、レーザーが反応するメラニン色素がなくなってしまい、効果が下がる可能性があります。

通院中は、肌に負担をかけにくい電気シェーバーで自己処理を行うようにしましょう。

フレイアクリニックの赤みへの取り組み

肌に刺激の少ない脱毛機を使用

フレイアクリニックで導入している蓄熱式脱毛機には冷却機能がついており、照射部位を冷やしながらレーザーの照射を行うことができます。
これによって照射時に皮膚にこもる熱を緩和し、レーザー照射後に赤みが出るリスクを減らすことができます。

また、蓄熱式脱毛機は低出力のレーザーを細かく照射することで発毛組織を破壊するため、肌への刺激が少なくて済みます。

赤みが出た場合のアフターケア

フレイアクリニックでは医師が常駐しており、レーザー照射後に肌の炎症が出た場合は、診察や薬の処方を追加料金なしで行っています。

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コラムに関する注意事項 本コラムは一般的な脱毛に関する情報を掲載しており、当院の提供するサービス内容や方針とは一部異なる場合がございます。あらかじめご了承ください。 掲載内容は執筆時点の情報です。また、予告なく変更されることがあります。 掲載画像はイメージです。

この記事の監修者

フレイアクリニック総院長 磯野宏貴医師

フレイアクリニック総院長
磯野 宏貴

東京慈恵会医科大学 医学部卒業後大手病院を経て、2020年フレイアクリニック横浜院院長に就任。 2021年6月より、フレイアクリニック総院長を務めている。