当院では医師の診察のもと、あざがある箇所へのレーザー照射可否を判断いたします。
対応可能であると医師が診断した場合でも、あざがある部分の肌状態に合わせ、レーザーの照射出力を調整して対応します。
あざの色素の濃さなどによって対応が異なるため、事前カウンセリングの際にご相談ください。なお、内出血がある場合は症状が治まってから照射を行います。
あざと内出血の違い
あざは、皮膚の一部が周囲の色と違って見える状態を指します。
色の違いや発生する組織により、黒あざ(色素性母斑)、青あざ(蒙古斑や太田母斑)、茶あざ(扁平母斑)などに分けられます。
先天性や後天性、成長に伴い消失するあざがありますが、黒あざや青あざ、茶あざは、メラニンが部分的に増加することによって生じます。
内出血の原因は血管の損傷
打ち身などが原因で生じる内出血は、筋肉や血管が損傷して皮膚の組織に血液が漏れ出している状態です。
皮膚深部でメラニン色素が増殖して青く見える青あざとは原因が異なります。
蓄熱式脱毛機によるあざがある肌への対応
フレイアクリニックでは、先天性や後天性を問わず、あざがある場合は医師の診察にもとづいて照射可否を判断いたします。
当クリニックでは、さまざまな肌色に対応する蓄熱式脱毛機を使用しているため、あざがある部位の照射も対応できる場合があります。
蓄熱式脱毛機は、低出力のレーザーを連続的に照射して毛の生成を促す指令塔である「バルジ領域」にじっくりと熱を加えていきます。
皮膚の浅い部分にあるバルジ領域をターゲットとすることにより、低出力でもレーザー照射時に発生する熱を発毛組織に届けられるため、メラニンを多く含むあざがある部位も照射できる可能性があります。
しかし、蓄熱式脱毛機で低出力のレーザーを照射しても火傷のリスクをゼロにはできません。そのため、医師があざの色に応じてレーザー出力設定を判断します。
内出血は色味と炎症が治まってから対応
赤や紫、青や黄などの色味が残っている内出血は、患部にレーザーを照射できません。
皮膚下組織がダメージを負った状態のため、刺激を与えることで治癒が遅れたり、赤みや腫れなどの肌トラブルにつながったりする可能性が高くなるほか、レーザー脱毛機の照射面を肌に密着させた際に痛みが生じるためです。
内出血の色味が消え、皮膚下組織のダメージが治まったと医師が判断した場合は、レーザー照射が可能になります。
脱毛前に内出血ができたら予約変更も検討を
レーザー照射を間近に控え、内出血ができた場合、まずはクリニックに相談しましょう。色味が強く出ていると該当の部位はレーザーを照射できないため、契約中の部位全体の照射を希望する方は予約を変更する必要があります。
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