ヤグレーザーの効果は?痛み・脱毛回数・仕組みを解説

「ヤグレーザーはどれくらいの痛みがあるの?」
「ヤグレーザーは美肌効果がある?」

ヤグレーザーは、VIOや髭のような太くて根深い毛にアプローチができ、濃くて太い毛の脱毛におすすめの医療脱毛レーザーです。

施術の際に痛みを感じる場合もありますが、麻酔や日頃の肌ケアで、痛みを緩和することができます。

当記事ではヤグレーザーの効果や痛み以外にも、メリットデメリットや脱毛の仕組みまで詳しく解説します。

またヤグレーザーを導入している医療脱毛おすすめクリニックも紹介します。

ヤグレーザー脱毛を検討している人や、回数プランを決める際はぜひ参考にしてください。

この記事がおすすめの人
  • ヤグレーザー脱毛を検討している人
  • ヤグレーザーの痛みが不安な人
  • どんな毛に効果的なレーザーか知りたい人

ヤグレーザーとは濃く根深い毛にアプローチできる医療脱毛レーザー

ヤグレーザーは濃い毛にもアプローチ可能なレーザー

ヤグレーザーとは医療脱毛に使用されるレーザーの一種で、濃く根深い毛にアプローチすることができる医療脱毛レーザーです。

日本の医療脱毛で使用されるアレキサンドライトレーザーや、ダイオードレーザーといった3種類のレーザーの中でも波長が長く、皮膚の深部にある「毛乳頭」や「毛母細胞」という発毛組織にアプローチできることが特徴です。

他のレーザーでは脱毛が難しい根深く太い毛も、波長の長いヤグレーザーなら効率よく脱毛できます。

ヤグレーザーはメラニンを吸収しにくく、日焼け肌や色素沈着がある箇所にも施術可能です。

メラニン色素の多い日焼け肌や、太くて濃い毛が多い箇所でも施術することができ、肌トラブルの心配をする必要はありません。

ヤグレーザーはメラニンに反応して毛根周辺の組織を破壊する

ヤグレーザーは毛の黒いメラニン色素に反応し、発生した熱で毛根周辺の組織を破壊する仕組みを利用して脱毛をします。

ヤグレーザーの仕組み
  1. ヤグレーザーを皮膚に照射する
  2. ヤグレーザーがメラニン色素に反応して熱が発生する
  3. 発生した熱で発毛組織を破壊する
  4. 発毛組織が破壊され毛が生えてこなくなる

ヤグレーザーは毛根の周辺にある「毛乳頭」「毛母細胞」という発毛組織をターゲットにしています。

レーザーを照射して発毛組織を破壊すると毛が作られなくなり、毛根からは毛がほぼ生えてこない状態になるため、永久脱毛ができます。

永久脱毛に関しては日本では明確な定義はありませんが、日本の厚生労働省と似た役割を持つアメリカのFDA(アメリカ電気脱毛協会)では、「最終脱毛をしてから1ヶ月後の毛の再生率が20%以下であれば永久脱毛と認める」としています。

参考:永久脱毛とは?|一般社団法人日本スキン・エステティック協会

ヤグレーザーはVIOや髭を脱毛したい人におすすめ

ヤグレーザーはVIOや髭など、濃くて太い毛を脱毛したい人におすすめです。

VIOや髭は産毛に比べると皮膚の根深い位置から毛が生えているため、脱毛する場合は根深い位置にある発毛組織にレーザーを照射する必要があります。

ヤグレーザーは他の脱毛レーザーに比べて波長が長く、根深いところにある毛にアプローチすることが可能です。

そのためVIOや髭などの太くて濃い毛や、他のレーザーで脱毛しきれなかった根深い毛の脱毛ができます。

アレキサンドライトレーザーやダイオードレーザーとの違い

医療脱毛ではヤグレーザーの他に、「アレキサンドライトレーザー」と「ダイオードレーザー」があり、レーザーの種類で特徴や対応している毛質や肌質が異なります。

項目名 ヤグレーザー アレキサンドライト
レーザー
ダイオード
レーザー
波長の長さ 1,064nm 755nm 800~808nm
痛み 感じやすい やや感じやすい 感じにくい
おすすめの
脱毛箇所
髭・脇・VIO 脇・VIO 顔・背中
日焼け肌への照射 可能 不可 可能
特徴
  • 濃い毛や産毛を脱毛できる
  • 日焼け肌や色黒肌にも照射できる
  • 太くて濃い毛の脱毛向き
  • 日焼けや色黒肌への照射は不可
  • 幅広い毛質や肌質に対応
  • 産毛の脱毛に適している

3種類のレーザーはどれも毛のメラニン色素をターゲットにしていることは同じですが、波長の長さや熱の加わり方が異なるため、脱毛の効果を感じやすい部位が違います

アレキサンドライトレーザーは3種類のレーザーの中でも一番波長が短く、メラニン色素に反応しやすいため、太く濃い毛に作用しやすい特徴があります。

ただし日焼け肌や色黒肌には照射ができません。

そしてダイオードレーザーは波長の長さは中間にあたり、幅広い毛質に対応していることが特徴で、細くて薄い毛の脱毛が可能です。

またダイオードレーザーにはヤグレーザーやアレキサンドライトレーザーのような、瞬発的に熱を加える熱破壊式と、弱い熱をじわじわ加えて毛根を破壊する蓄熱式の2種類があります。

蓄熱式のダイオードレーザーは熱破壊式のレーザーと比べると、熱による痛みを感じにくいことも特徴です。

ヤグレーザーを使用している医療脱毛おすすめクリニックを紹介

本記事では以下の項目を基準に医療脱毛おすすめクリニックを紹介します。

クリニックの選定基準
  • ヤグレーザーを使用している
  • プランが豊富
  • 予約が取りやすい
  • 料金がリーズナブル

2つのクリニックの特徴を表にまとめましたので、気になる項目を確認してみて下さい。

スライドして比較>>

クリニック 全身脱毛料金 おすすめポイント 脱毛機の種類 剃毛代 麻酔代
アリシアクリニック
詳細はコチラ
総額:88,000円
月額:2,500円
3波長を使用できる脱毛機
初回に4回分の予約が取れる
ソプラノチタニウム
スプレンダーX
ライトシェアデュエット
無料
(手の届かない箇所)
麻酔クリーム
3,300円
レジーナクリニックバナー
詳細はコチラ
総額:99,000円
月額:1,400円
冷却機能搭載の脱毛機
・メンバーシップ制度で当日施術可能
平日21時まで営業
ジェントルレーズプロ
ソプラノアイスプラチナム
ソプラノチタニウム
無料 無料

アリシアクリニックは部位によって脱毛機を使い分ける

アリシアクリニックバナー画像

アリシアクリニックのおすすめポイント
  • ヤグレーザーの脱毛機が2種類ある
  • 施術回数ごとに脱毛機の出力がアップする
  • 最短1ヶ月間隔で通える
料金体系
全身脱毛(vio込)料金 月々:1,400円
総額:88,000円
全身脱毛+vio+顔料金 総額:163,000円

アリシアクリニックはVIO含む医療脱毛5回コースが88,000円で受けられます。

アリシアクリニックで導入している脱毛機は3種類あり、部位によって使い分けてくれます。

ソプラノチタニウムとスプレンダーXがヤグレーザーの波長を照射可能です。

また、初回に4回分の予約がまとめて取れて、最短1ヶ月間隔で通うことができます。

メンバーシップ制度があり、加入すると当日施術も可能なので気になる方はカウンセリング予約してみて下さい。

\通いやすいクリニックを選びたい方におすすめ/

アリシアクリニックの
公式サイトヘ
詳細
脱毛期間 最短5ヵ月
通える頻度 1ヶ月に1回
導入機器 ・アレキサンドライトレーザー
・ダイオードレーザー
ヤグレーザー
麻酔代 麻酔クリーム:3,300円
シェービング代 無料
キャンセル料金 無料
営業時間 平日11:00~20:00
予約方法 店舗・電話・WEB
医院数 26院

レジーナクリニックは肌質・毛質に合わせて脱毛機を使い分ける

レジーナクリニックバナー画像

レジーナクリニックのおすすめポイント
  • 3種類の脱毛機がある
  • 剃毛代や麻酔代のオプション料金が無料
  • 21時まで営業で通いやすい
料金体系
全身脱毛(顔除く)料金 月々:1,400円
総額:99,000円(5回)
全身脱毛+vio+顔料金 月々:7,800円
総額:405,900円

レジーナクリニックは3種類の脱毛機があり、肌質や毛質によって使い分けてくれます。

蓄熱式ダイオードレーザー脱毛機「ソプラノアイスプラチナム」がヤグレーザーの波長で照射可能です。

蓄熱式なので痛みを抑えて脱毛が可能です。

また麻酔代や剃毛代などオプション料金が全てコースに含まれており、追加料金の心配がありません。

他店舗への移動も手数料なしで可能なので、引っ越しの予定がある方なども安心です。

料金を抑えて脱毛をしたい方は、カウンセリング予約をしてみてください。

\追加料金なくコース料金のみで通える/

レジーナクリニックの
公式サイトヘ
詳細
脱毛期間 1年~1年半
通える頻度 2~3カ月
導入機器 ・アレキサンドライトレーザー
・ダイオードレーザー
ヤグレーザー
麻酔代 無料
シェービング代 無料
キャンセル料金 予約日の2営業日前の20時まで
営業時間 12:00~21:00
予約方法 店舗・電話・WEB
医院数 23院

ヤグレーザーの効果は?実感できるまでの脱毛回数を解説

ヤグレーザーの脱毛回数の目安は5~10回
脱毛を実感できるまでの目安回数と、毛が抜け始める期間を解説します。

ヤグレーザーでの脱毛に関わらず、レーザー脱毛は施術をしてもすぐに効果を実感することはできません。

毛は一定の周期で生え変わりを繰り返しており、1回の照射では全ての毛にアプローチができないため、数回に分けて適切な間隔で脱毛を繰り返す必要があります。

また適切な時期に脱毛をしたとしても、1回の照射では毛根を破壊しきることはできません

脱毛部位や毛質によっても脱毛回数は異なるため、次に紹介する脱毛回数の目安を参考にしてください。

クリニックのカウンセリングでも回数の相談ができるため、うまく利用して脱毛回数のプラン計画を立てましょう。

5回から8回で脱毛効果を感じることができる

脱毛する部位や毛質といった体質にもよりますが、脱毛効果を感じるまでに5~8回程度の施術が必要です。

医療脱毛は毛の生え変わるサイクルの「毛周期」に合わせて施術を行うため、複数回の施術を行います。

そのため1回の照射のみでは脱毛は完了できないことを覚えておきましょう。

脱毛回数ごとの目安は以下の通りです。

施術回数 効果
1~2回 大きな変化はない
3~4回 毛が生えにくくなる
5~6回 自己処理が楽になる
6~8回 自己処理が減る
又はほぼ不要になる

顔や背中など、産毛で元々毛量が少ない人なら、少ない回数で脱毛効果を感じる場合があります。

ただし産毛はメラニン色素が薄く医療レーザーが反応しにくいため、腕や脚のようなメラニン色素が濃い毛に比べると、脱毛回数が多くなります。

産毛に関しては5~10回程度の照射が必要になることもあり、脱毛回数に関してはクリニックで相談すると良いでしょう。

VIOや髭は毛が太く濃いためメラニン色素にレーザーが反応しやすく、5~8回程度の施術で効果を感じることができます。

どの部位の脱毛でも効果には個人差があるので、施術を受ける前に自分の脱毛部位や毛質をしっかりと確認して、医師やカウンセラーと相談し決めることをおすすめします。

レーザーを照射してから2週間後に毛が抜け始める

ヤグレーザーを照射すると、約1~2週間経った頃から徐々に毛が抜け始めます。

この脱毛後に毛が抜ける現象を「ポップアップ現象」と言い、発毛組織が破壊された後、数週間の時間をかけて毛が皮膚表面に押し出されることで起こります。

また1回の照射では脱毛が完了できないのは、毛の生え変わりのサイクルである「毛周期」が関係しているからです。

毛周期
  • 成長期→毛が伸びてきて脱毛施術に最適な状態
  • 退行期→毛の成長が止まり抜け落ちる
  • 休止期→毛の成長を始める前の状態で皮膚の表面に出ていない

レーザー脱毛の場合は、主に毛のメラニン色素に作用する脱毛方式のため、毛周期の中でもメラニン色素の濃い成長期が、施術に最も適しています。

レーザーを照射したのに脱毛効果を感じないという時は、照射をした時が退行期や休止期の毛の可能性があります。

そして成長期の毛に照射できたとしても、1回で必ず毛が生えなくなるわけではありません。

1回では毛根を破壊しきれないこともあるため、照射後に毛が抜けた箇所から、再度毛が生えてくることもあると覚えておきましょう。

部位にもよりますが、毛周期はおおよそ2~3ヶ月の間隔で繰り返しており、ムダ毛が生え変わっています。

そのため2~3ヶ月に1度のペースで照射をすると徐々に自己処理の手間が減ってきます。

参考:脱毛症|日本皮膚科化学会

ヤグレーザー脱毛のメリットは?産毛や日焼け肌でも脱毛可能

ヤグレーザーのメリットは日焼け肌や産毛にも照射できること
ヤグレーザーでの脱毛には、「太くて濃い毛の脱毛ができる」「産毛の脱毛にも対応している」「日焼け肌や色黒肌でも脱毛できる」といった、3つのメリットがあります。

ヤグレーザーのメリット
  • 太くて濃い毛を脱毛できる
  • 産毛などの細い毛にも対応している
  • 日焼け肌・色黒肌でも照射できる

ヤグレーザーはメラニン色素に作用するものの、波長の長さのおかげで日焼け肌や色素沈着のある肌でも脱毛ができることが魅力です。

そして太くて濃い毛だけでなく産毛の脱毛もでき、使い方が様々な肌質や毛質の脱毛ができます。

その他にもヤグレーザーには特徴があるため、それぞれのメリットを詳しく解説します。

VIOやワキなどの濃くて太い毛を脱毛することができる

ヤグレーザーはVIOやワキの太くて濃い毛を脱毛することができます。

波長が長く高出力で照射することができるので、VIOやワキなどの皮膚の根深い部分から生えてきている毛に適しています。

根太い毛の毛母細胞を直接破壊するため、毛の抜け落ちた際の変化がわかりやすく、効果を実感しやすいです。

過去に脱毛をしたけど効果を実感できなかったという人や、剛毛が気になるという人には、ヤグレーザーでの脱毛がおすすめです。

また脱毛前の毛よりも太く硬い毛が生えてくる「硬毛化」という現象が起きた際に、ヤグレーザーを使用することもあります。

髭やワキを脱毛したい人は、ヤグレーザーを導入しているクリニックをチェックしましょう。

背中や顔などの細い毛や産毛にも対応している

ヤグレーザーは背中や顔など、細い毛や産毛にも作用し脱毛が可能です。

産毛はメラニン色素の量が少ないため、メラニン色素の多い毛と比べると、レーザーの出力を上げて照射する必要があります。

ヤグレーザーならメラニン色素への親和性が低いため、出力を上げても火傷のリスクが低く脱毛ができることが特徴です。

また他のレーザーで産毛を脱毛すると、薄かった毛が元の毛より太く濃くなってしまう「硬毛化」が起こる可能性があります。

硬毛化は熱によって破壊できなかった毛根が熱に刺激されたことで、太くなってしまうと考えられていますが、ヤグレーザーなら深い場所にある毛根にまでダメージが与えられます。

そのためヤグレーザーは硬毛化になりにくいとされており、産毛の脱毛にもおすすめです。

参考:フレイアクリニック|硬毛化・増毛化のリスク

日焼け肌や色黒肌の人でも脱毛することができる

ヤグレーザーは日焼け肌や色黒肌の人でも脱毛ができます。

レーザー脱毛は少なからずメラニン色素に反応するため、日焼けしている肌や色黒肌への照射は、火傷のリスクを考えて施術を断られることもあります。

しかしヤグレーザーは波長が長く、メラニンの吸収率も他のレーザーに比べて低いため、日焼け肌や色黒肌の人でも施術が可能です。

そしてシミやほくろなど、メラニン色素がある箇所の脱毛にも使用できます。

そのためレーザー脱毛を色素沈着や日焼けで断られたことがある人にも、ヤグレーザーでの脱毛はおすすめです。

幅広い肌質に対応していますが、日焼けしたてで赤みや炎症のある肌は、炎症を悪化させる可能性があり施術はできないので注意しましょう。

ヤグレーザーのデメリットは?痛みや施術時間に注意

ヤグレーザーのデメリットは施術時間がかかり痛みを感じやすいこと
ヤグレーザーにはメリットだけでなく、「痛みを感じやすい」ことや「広範囲の施術に時間がかかる」といったデメリットもあります。

ヤグレーザーのデメリット
  • 他のレーザーに比べて痛みを感じやすい
  • 広範囲の施術に時間がかかる

ヤグレーザーは幅広い毛質や肌質の脱毛に対応していますが、その反面痛みを感じやすい特徴があります。

また波長の長さの関係で照射口を狭くする必要があり、広範囲の施術には時間がかかってしまうことを覚えておきましょう。

それぞれデメリットがある理由まで詳しく解説していきます。

デメリットの内容によっては対策ができる場合もあるため、ヤグレーザーで脱毛をしたいと考えている人は、デメリットの内容をきちんと理解して対策をしましょう。

高出力で照射するため痛みを感じやすい

ヤグレーザーは剛毛で根深い毛に高出力で照射するため、痛みを感じやすいです。

また痛みの感じ方には個人差がありますが、波長の長いヤグレーザーは皮膚の根深い場所へ熱を加えるため、施術中に痛みを感じることがあります。

しかしクリニックではオプションで麻酔を用意している店舗もあるため、麻酔クリームや笑気麻酔を利用して痛みを軽減させることができます。

取り扱いのある麻酔の種類はクリニックによって異なるため、痛みが気になる人や不安がある人は、事前に麻酔の種類や費用を確認しておきましょう。

「ヤグレーザーで脱毛したいけれど痛みが不安」という人は、施術前にクリニックで相談することをおすすめします。

照射範囲が狭く広範囲の施術に時間がかかる

ヤグレーザーは照射口が狭く照射範囲も狭いため、広範囲の施術には時間がかかります

ヤグレーザーは根深い毛まで脱毛ができるという特徴がありますが、大きな照射口で照射するとレーザーが深部に到達しやすくなり、火傷といった危険性が増してしまいます。

そのため照射範囲が狭い照射口を使用する必要があり、広範囲の施術には時間がかかるため、範囲の広い部位にはあまり向いていません

またヤグレーザーをメインとして使用しているクリニックは少なく、髭やVIOといった濃い毛や硬毛化しそうな毛に対して使用するクリニックが多いです。

上記のことから、背中のような産毛の生えた広範囲の部位をヤグレーザーで脱毛したいと思っても、使用してもらえないこともあるため注意しましょう。

ヤグレーザーについての気になるQ&A

ヤグレーザーについての気になるQ&A
次に「敏感肌でも脱毛ができる?」「しみやほくろは消える?」といった、まだ解説しきれいていないヤグレーザーの気になるQ&Aを、4つ紹介します。

  • 敏感肌でも脱毛することはできますか?
  • シミやほくろが消えることはありますか?
  • ヤグレーザーには美肌効果はありますか?
  • 施術の痛みが強い箇所はありますか?

レーザー脱毛は少なからず肌へ刺激があるため、敏感肌や痛みが苦手な人にとっては気になるポイントです。

そのため施術の可否だけでなく、施術を受ける前の注意ポイントも紹介するため、カウンセリングを受ける前に一度チェックしておきましょう。

その他にシミやほくろ・美肌への効果に関しても紹介するため、気になる項目があった人は是非参考にしてください。

Q.敏感肌でも脱毛することはできますか?
A.

敏感肌でも脱毛は可能ですが、痛みを感じることもあるため注意が必要です。

レーザー脱毛は毛根を破壊するだけの熱エネルギーがあり、特にヤグレーザーの場合は濃く根深い毛に作用しやすく、部位によっては痛みを感じやすく肌への刺激になります。

基本的にどのクリニックも使用する脱毛機は毎回クリニックで指定されますが、ヤグレーザーを導入しているクリニックへ通う場合は、事前に敏感肌であることを相談しておくとよいでしょう。

敏感肌で痛みが不安な人は、蓄熱式の「ダイオードレーザー」を導入しているクリニックがおすすめです。

蓄熱式のダイオードレーザーはヤグレーザーと違い、じわじわ熱を加えていくため、敏感肌の人でも痛みを感じにくい脱毛方法です。

参考:フレイアクリニック|敏感肌の方が脱毛する際の注意点と対応

Q.シミやほくろが消えることはありますか?
A.

ヤグレーザーは、シミ取りやほくろ除去に使用されているレーザーと同様のものが使われているため、シミやほくろが薄くなる場合があります。

脱毛の場合は毛乳頭や毛母細胞といった毛のメラニン色素に反応して発芽組織を破壊しますが、シミやほくろの除去もレーザーの照射で、肌のメラニン色素を破壊する仕組みは同じです。

そのためヤグレーザーをほくろやシミに照射すると、かさぶたになり取れる場合があります。

ただしシミ取りやほくろ除去に使用されるヤグレーザーは、レーザーの種類が同じでも脱毛に使用される機械とは種類が違ったり、出力や当て方が異なることもあります。

人によっては脱毛をする際の照射でシミやほくろが薄くなることもありますが、必ずシミやほくろが薄くなるわけではないため注意しましょう。

シミ取りやほくろの除去を希望する場合は、専用プランで施術を受けることをおすすめします。

参考:東京女子医科大学形成外科|シミ・いぼ治療

Q.ヤグレーザーには美肌効果はありますか?
A.

ヤグレーザーは美肌治療にも使用されており、肌の不覚にある真皮深層を刺激しコラーゲンの生成を促す作用があるため、美肌効果が期待できる可能性があります。

そのためヤグレーザーで顔脱毛すると、肌のたるみや顔のくすみ・シミが薄くなるなど、ムダ毛以外の悩みが解決する場合があります。

ただし脱毛に使用されるヤグレーザーは、あくまで脱毛を目的として使用しているため、必ず肌のたるみや顔のくすみといった悩みに必ず効果が出るわけではありません

ヤグレーザーの美肌効果に関してはおまけ程度に考えて、シミ取りやほくろの除去の時と同様に、本格的に美肌に関する施術を受けたい場合は専用のプランで施術を受けましょう。

Q.施術の痛みが強い箇所はありますか?
A.

VIOや髭など、太く根深い毛が多い部位の毛は、痛みを感じやすいです。

また髭やVIOは皮膚が薄くデリケートな部位なため、感じ方には個人差はありますが、痛みを感じる場合があります。

そのため痛みが苦手な人や不安を感じる人は、事前に麻酔の利用をスタッフにお願いしておくと良いでしょう。

そして施術の痛みは、施術箇所やその日の肌の状態で異なります。

肌が乾燥しているとレーザーが上手く浸透せず、潤っている肌と比べると痛みを感じやすくなることがあります。

痛みを軽減させたい場合は、日ごろから脱毛部位の保湿を心がけてください。

体調が悪い時も痛みを感じやすい場合があるため、体調が優れない時は無理をせず施術を延期することも大切です。

ヤグレーザーまとめ

ヤグレーザーは波長が長いため、VIOや髭といった濃く根深い毛に効率よくアプローチができ、濃くて太い毛を脱毛したい人におすすめです。

その他に、今回紹介したヤグレーザーの特徴をまとめた内容が以下の通りです。

ヤグレーザーの特徴
  • 太く濃い毛に効率よくアプローチできる
  • 脱毛回数の目安は5~8回程度
  • 日焼け肌や色素沈着のある部位でも脱毛が可能
  • 痛みは感じやすい

ヤグレーザーは日焼け肌や色素沈着のある部位でも脱毛ができ、さまざまな肌質や毛質に対応しています。

ただし他のレーザーよりも痛みは感じやすい特徴があるため、痛みが苦手な人やカウンセリングで事前に相談しておくことをおすすめします。

麻酔が利用できれば痛みを緩和させることができるため、無理せず続けられるよう工夫してみましょう。