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熱破壊式医療脱毛のおすすめ機器を比較!機械の種類と効果や脱毛間隔を解説

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この記事では、熱破壊式と蓄熱式との仕組みの違いやジェントルマックスプロなどの熱破壊式の機械の種類のほか、熱破壊式による医療脱毛で毛が抜けるまでの経過と回数・脱毛間隔など期間の目安もご紹介しています。

熱破壊式がおすすめの機器の比較表や痛みなどのデメリット、熱破壊式医療脱毛がおすすめのクリニックも紹介しているので、熱破壊式医療脱毛を検討している方は参考にしてみてください。

※当サイトは総額表示義務化により、全ての料金を税込価格で表記しています。

医療脱毛熱破壊式の効果や蓄熱式との仕組みの違いを解説

医療脱毛のレーザーの照射方式には「熱破壊式」と「蓄熱式」の2種類の方式がありますが、レーザー脱毛で毛が抜ける仕組みは共通しています。

まずは、医療レーザー脱毛で毛が抜ける仕組みを確認してみましょう。

医療レーザー脱毛で毛が抜ける仕組み

  1. レーザーを照射
  2. レーザーが毛のメラニン色素に反応・吸収されて熱に変換される
  3. 熱によって毛の成長を促す組織(毛母細胞・バルジ領域など)を破壊
  4. 毛が抜ける(脱毛)・発毛組織が破壊されて新たな毛が生えなくなる

熱破壊式と蓄熱式どちらの機械で医療脱毛を行った場合でも、レーザー脱毛で毛が抜ける仕組みや脱毛効果が期待できるという点は同じになります。

熱破壊式と蓄熱式の特徴やそれぞれの違いは、次の説明を参考にしてみてください。

熱破壊式と蓄熱式の違いについて
熱破壊式と蓄熱式の違い
熱破壊式(ショット式・HR) 蓄熱式(SHR)
ターゲット 毛乳頭・毛母細胞 バルジ領域
照射方法の特徴 高エネルギー・範囲狭い 低エネルギー・範囲広い
レーザーの種類 アレキサンドライトレーザー
ダイオードレーザー
ヤグレーザー
ダイオードレーザー
波長 755nm/805~940nm程度/1064nm 808nm程度
痛みの感じやすさ 比較的痛みを感じやすい 痛みを感じにくい

熱破壊式と蓄熱式の主な違いは照射時のターゲット・照射方法・照射できるレーザーの種類・レーザーの波長・痛みの感じやすさが挙げられ、特にレーザーの種類は医療脱毛の効果に大きく関係しています。

熱破壊式は発毛に関係する組織(毛乳頭・毛母細胞)をターゲットにしてレーザーを照射する方法で、狭い範囲に対して強いエネルギーを一気に加えることによって発毛組織を破壊します。

熱破壊式で照射する高出力のエネルギーは毛の黒い色(メラニン色素)によく反応しやすいため、熱や痛みが強く現れやすいと言われています。

一方の蓄熱式は発毛の指令を出すバルジ領域を主なターゲットにしていて、広い範囲に対して低出力のエネルギーを少しずつ重ねて照射することによって毛の組織を破壊する照射方法です。

蓄熱式は低出力で照射することから痛みを感じにくく、じんわりと熱さを感じる程度だと言われています。

医療脱毛機で照射するレーザーの種類について

医療脱毛には照射方式だけではなく、照射可能なレーザーにも様々な種類があります。

各レーザーについて紹介するので、確認してみましょう。

アレキサンドライトレーザー
アレキサンドライトレーザーの紹介画像
照射方式 熱破壊式
波長 755nm
得意な毛質 色が黒くて濃い毛、太い毛など
向いている肌質 色白の肌、日焼けしていない肌
痛みの感じやすさ やや感じやすい

アレキサンドライトレーザーは医療脱毛レーザーの中でも波長が短く、メラニン色素に反応しやすいという特徴があります。

濃い毛や太い毛に対して特に反応するためVIOや脇などの脱毛に向いていますが、メラニン色素に吸収されやすいことから比較的熱や痛みを感じやすいと言えるでしょう。

また、日焼け肌・色黒肌や色素沈着が見られる肌はメラニン色素が多いため、アレキサンドライトレーザーで施術を行えない場合があります

ダイオードレーザー
ダイオードレーザーの紹介画像
照射方式 熱破壊式、蓄熱式
波長 805~940nm程度
得意な毛質 細い毛、産毛を含む様々な毛質
向いている肌質 色素の薄い肌から色黒の肌まで照射可能
痛みの感じやすさ 感じにくい

ダイオードレーザーはアレキサンドライトレーザーとヤグレーザーの中間の波長・メラニン色素への反応感度を持つレーザーで、痛みを抑えた施術が可能です。

また、ダイオードレーザーは熱破壊式だけではなく蓄熱式にも対応しているため、蓄熱式ダイオードレーザーを搭載している機種で施術を受けるとより痛みを抑えることができるでしょう。

さらに、ダイオードレーザーにはレーザー照射スポットが大きい機種が多いので、施術時間を短縮しやすく、ほかのレーザーよりも毛質や肌質を選ばずに照射を行えるという利点があります。

ヤグレーザー
ヤグレーザーの紹介画像
照射方式 熱破壊式
波長 1064nm
得意な毛質 根が深い毛、色が濃い毛など
向いている肌質 色素の薄い肌から色黒の肌まで照射可能
痛みの感じやすさ 特に感じやすい

レーザーの媒質にイットリウム(Yttrium)・アルミニウム(Aluminum)・ガーネット(Garnet)を使用しているのがヤグレーザーで、医療脱毛レーザーの中では最も波長が長くて肌の深部に届きやすいという特徴があります。

ただし、照射の際は出力を強くする必要があることから特に痛みが出やすいため、VIOやヒゲなど痛みを感じやすい部位に照射したい場合は麻酔を使用すると落ち着いて施術を受けやすいでしょう。

また、ヤグレーザーは比較的メラニン色素に反応しにくい特性を持つため、日焼けした肌や色素沈着が見られる肌でも照射を行うことが可能です。

コラム:医療脱毛は熱破壊式脱毛から始まった!脱毛機の歴史について

日本での医療脱毛は1997年に海外の熱破壊式レーザー脱毛機が輸入されたことから始まりました。

医療レーザー脱毛が始まった当初は全身脱毛の施術を受けるために100万円以上必要だったほか、施術にかかる時間も長くて痛みを強く感じやすかったと言われています。

そのため、痛みを抑えやすい・施術時間を短縮しやすい脱毛機が開発され、2008年には日本でも蓄熱式レーザー脱毛機が導入されました。

蓄熱式レーザー脱毛機は熱破壊式と比べて痛みを感じにくいことが主な特徴ですが、熱破壊式よりも新しい機種のため実績が少なく、効果がないと思われることも多くなっています。

しかし、蓄熱式レーザー脱毛機の中にも臨床試験を経て承認された機種があるため、脱毛機を選ぶ際は熱破壊式か蓄熱式かだけではなく、搭載されているレーザーの種類や痛みの感じやすさなどにも注目してみるといいでしょう。

※参考:日本の脱毛の歴史 その7|一般社団法人 日本エステティック評議会 JAC

熱破壊式医療脱毛の機械の種類は?おすすめ機器を比較!

熱破壊式による医療脱毛施術は多くのクリニックで受けることが可能で、脱毛機の種類もたくさんあります。

まずは熱破壊式レーザーが照射可能な機械の比較表をまとめたので、ぜひ参考にしてください。

レーザー脱毛機の用語について
熱破壊式レーザーが照射可能な機械一覧
脱毛機の種類 ジェントルマックスプロ ジェントルマックスプロプラス ジェントルレーズプロ ジェントルヤグプロ スプレンダーX エリートiQ エリート+ ライトシェアデュエット ベクタス ラシャトリニティプロ メディオスターモノリス メディオスターNext PRO ソプラノチタニウム ソプラノアイスプラチナム クリスタルプロ
照射方式 熱破壊式 熱破壊式 熱破壊式 熱破壊式 熱破壊式 熱破壊式 熱破壊式 熱破壊式 熱破壊式 熱破壊式・蓄熱式 熱破壊式・蓄熱式 熱破壊式・蓄熱式 熱破壊式・蓄熱式 熱破壊式・蓄熱式 熱破壊式・蓄熱式
照射可能なレーザー アレキサンドライトレーザー・
ヤグレーザー
アレキサンドライトレーザー・
ヤグレーザー
アレキサンドライトレーザー ヤグレーザー アレキサンドライトレーザー・
ヤグレーザー
アレキサンドライトレーザー・
ヤグレーザー
アレキサンドライトレーザー・
ヤグレーザー
ダイオードレーザー ダイオードレーザー アレキサンドライトレーザー・
蓄熱式ダイオードレーザー・
ヤグレーザー
蓄熱式ダイオードレーザー・
熱破壊式ダイオードレーザー
熱破壊式ダイオードレーザー・
蓄熱式ダイオードレーザー
アレキサンドライトレーザー・
ヤグレーザー・
蓄熱式ダイオードレーザー
アレキサンドライトレーザー・
ヤグレーザー・
蓄熱式ダイオードレーザー
蓄熱式ダイオードレーザー・
熱破壊式ダイオードレーザー
レーザーの波長 755nm・1064nm 755nm・1064nm 755nm 1064nm 755nm・1064nm 755nm・1064nm 755nm・1064nm 805nm 810nm 755nm・808nm・1064nm 808nm・940nm 808nm・940nm 755nm・810nm・1064nm 755nm・810nm・1064nm 808nm
パルス幅 0.25~100msec 0.25~100msec 0.25~100msec 0.25~100msec 1~100msec 0.4~300msec 0.4~300msec 5~400msec 5~300msec 575msec 3~400msec 6~400msec 20msec 5~200msec 要確認
スポットサイズ 円形
6~24mm
円形
6~26mm
円形
6~24mm
円形
6~24mm
四角形
10~27mm
円形
2~24mm
円形
3~24mm
四角形
9x9mm・22×35 mm
四角形
12mm×12mm・23mm×32mm
四角形
12mm x 20mm
四角形
1.0㎠・1.5㎠・3.0㎠・9.98㎠
四角形
1.4㎠・3.0㎠・9.1㎠
四角形
2cm²~4cm²
四角形
2cm²
四角形
12×15mm
冷却機能の有無
寒剤

寒剤

寒剤

寒剤

冷風・コンタクトクーリング

併用医療機による冷却

併用医療機器による冷却

冷却チップ・吸引システム

コンタクトクーリング

コンタクトクーリング

接触式ペルチェ冷却装置

接触式ペルチェ冷却装置

コンタクトクーリング

コンタクトクーリング

サファイアチップ接触冷却
政府機関の認可
厚生労働省・米国FDA

厚生労働省・米国FDA

厚生労働省・米国FDA

厚生労働省・米国FDA

厚生労働省・米国FDA

厚生労働省・米国FDA

厚生労働省・米国FDA

厚生労働省・米国FDA

米国FDA

米国FDAで承認申請中

厚生労働省・米国FDA

厚生労働省・米国FDA

米国FDA

米国FDA

医療脱毛機の性能を見分けるためのポイント5つ!

  1. 照射可能なレーザーと波長に注目
    ⇒脱毛したい部位の毛質に適した波長のレーザーを照射することで、医療脱毛の効果を実感しやすくなる!
  2. パルス幅(レーザーの照射時間)に注目
    パルス幅を様々な長さに調整できる機種は、皮膚へのダメージを軽減しながら発毛組織にアプローチしやすい!
  3. スポットサイズの大きさに注目
    ⇒スポットサイズが大きい機種は1照射ごとにレーザーを広い範囲に当てられるほか、レーザーの散乱を抑えることで皮膚の深い場所まで到達しやすくなる!
  4. 冷却機能の有無に注目
    ⇒熱破壊式の脱毛機は高威力のレーザーを一気に照射することで肌に負担がかかりやすいため、熱を抑えられる冷却機能付きの機種に注目!
  5. 政府機関の認可に注目
    ⇒日本の厚生労働省やアメリカの食品医薬品局(FDA[k])で承認されている機種は、品質や有効性などが認められている!

医療脱毛では同じ出力でレーザーを照射した場合でも、レーザーの種類や波長・照射時のパルス幅・スポットサイズなどの要因によって効果の実感しやすさが変わります。

上記に挙げた要因のうち、パルス幅の設定やスポットサイズの選択・導入はクリニック側の判断によって変わるため、気になる方はクリニックに問い合わせてみてください。

ジェントルマックスプロなどの熱破壊式脱毛機を紹介

こちらでは、ジェントルシリーズをはじめ、熱破壊式の脱毛機を紹介しています。

熱破壊式脱毛機は種類によって様々な違いや特徴があるため、気になる方は参考にしてみてください。

ジェントルマックスプロ【その他3機種】

ジェントルマックスプロをはじめとしたジェントルシリーズの脱毛機はアメリカのキャンデラ社によって開発され、どの機種でも熱破壊式レーザーを照射可能です。

各機種は基本的にパルス幅や冷却機能などの特徴が共通しており、搭載されているレーザーの種類やスポットサイズが異なります。

今回は多くの医療脱毛クリニックで取り扱われているジェントルマックスプロと、ジェントルマックスプロプラス・ジェントルレーズプロ・ジェントルヤグプロの計4機種を紹介するので、確認してみてください。

ジェントルマックスプロ
ジェントルマックスプロの画像
レーザーの種類 ・アレキサンドライトレーザー
・ヤグレーザー
波長 755nm・1064nm
スポットサイズ 円形6~24mm
パルス幅 0.25~100msec
冷却機能 ダイナミッククーリングデバイス(寒剤の吹き付け)

ジェントルマックスプロは2016年に日本国内で初めて厚生労働省の承認を得た脱毛機で、アレキサンドライトレーザーとヤグレーザーを切り替えながら照射を行うことが可能です。

ジェントルマックスプロの熱破壊式医療脱毛は特に太い毛や濃い毛に適していて、VIOや脇などの部位ではより効果を実感しやすくなっています。

また、ジェントルマックスプロは熱破壊式の脱毛機として導入しているクリニックも多いため、自分が通いやすいクリニックで施術を受けられるでしょう。

レジーナクリニック(一部の院)、ルシアクリニック、ブリリアスキンクリニック、レナトゥスクリニック、ビューティースキンクリニック、エミシアクリニック、ジョウクリニックなど

ジェントルマックスプロプラス
ジェントルマックスプロプラスの画像
レーザーの種類 ・アレキサンドライトレーザー
・ヤグレーザー
波長 755nm・1064nm
スポットサイズ 円形6~26mm
パルス幅 0.25~100msec
冷却機能 ダイナミッククーリングデバイス(寒剤の吹き付け)

ジェントルマックスプロプラスはジェントルシリーズの新機種で、従来の機種よりも大きなスポットサイズに対応しているため、より深い部分にある毛根にもアプローチしやすくなっています。

また、大きいスポットサイズでは施術時間の短縮も見込めるため、広い範囲に対して効率的に照射を行うことが可能です。

ただし、新しい機種であることから導入しているクリニックは比較的少ないため、ジェントルマックスプロプラスで施術を受けたい方は予め対応しているクリニックを調べておくといいでしょう。

レジーナクリニック(一部の院)、レナトゥスクリニック、ビューティースキンクリニックなど

ジェントルレーズプロ・ジェントルヤグプロ
ジェントルレーズプロ・ジェントルヤグプロの画像
レーザーの種類 ジェントルレーズプロ:アレキサンドライトレーザー
ジェントルヤグプロ:ヤグレーザー
波長 ジェントルレーズプロ:755nm
ジェントルヤグプロ:1064nm
スポットサイズ 円形6~24mm
パルス幅 0.25~100msec
冷却機能 ダイナミッククーリングデバイス(寒剤の吹き付け)

ジェントルレーズプロはアレキサンドライトレーザーが照射可能な機種で、VIOや脇など濃い毛が生えている部位で特に効果が期待できます。

一方のジェントルヤグプロはヤグレーザーが照射可能で、根が深い毛が生えているVIOや男性のヒゲなどの部位に適している機種です。

どちらの機種もレーザー照射時の冷却機能としてダイナミッククーリングデバイスが採用されており、レーザーを照射するタイミングに合わせて寒剤を吹き付けることによって、照射部位を冷却することが可能になっています。

ジェントルレーズプロ
レジーナクリニック(一部の院)、ルシアクリニック、あおばクリニック、エルムクリニックなど

ジェントルヤグプロ
リゼクリニック、各地の皮膚科・美容クリニックなど

ジェントルシリーズの機器比較表
機種 長所 短所
ジェントルマックスプロ 治療実績が豊富で様々な肌質でも照射可能 最新機種ではない
ジェントルマックスプロプラス スポットサイズがより大きくなったため、より効率的な照射が可能 新しい機種なので対応しているクリニックが少ない
ジェントルレーズプロ メラニン色素に反応しやすく脇やVIOの脱毛が得意 アレキサンドライトレーザーのみ照射可能で産毛は不得意
ジェントルヤグプロ VIO脱毛やメンズのヒゲ脱毛が得意 照射可能なレーザーはヤグレーザーのみ
スプレンダーX
スプレンダーXの画像
レーザーの種類 ・アレキサンドライトレーザー
・ヤグレーザー
波長 755nm・1064nm
スポットサイズ 四角形10~27mm
パルス幅 1~100msec
冷却機能 デュアルクーリングシステム(冷風とコンタクトクーリング)

スプレンダーXはライトシェアシリーズなどを開発したアメリカのルミナス社が販売している熱破壊式脱毛機で、アレキサンドライトレーザーとヤグレーザーの照射ができます。

スプレンダーXのスポットは四角形なので、円形の機種よりも照射漏れや重複照射による火傷などのリスクが生じにくくなっています。

また、冷却機能は冷風による冷却と接触冷却(コンタクトクーリング)を同時に行うデュアルクーリングシステムが採用されているので、熱さを軽減しながら施術することが可能です。

アリシアクリニック、各地の皮膚科など

エリートiQ・エリート+
エリートiQ・エリート+の画像
レーザーの種類 ・アレキサンドライトレーザー
・ヤグレーザー
波長 755nm・1064nm
スポットサイズ エリートiQ:円形2~24mm
エリート+:円形3~24mm
パルス幅 0.4~300msec
冷却機能 併用医療機器(クライオ6)による冷風の吹き付け

エリートiQとエリート+はアメリカのサイノシュアー社が開発・販売を行っている機種で、エリートiQのほうが新しい機種になります。

エリートシリーズはどちらの機種もアレキサンドライトレーザーとヤグレーザーを照射でき、円形の照射スポットが採用されているため、ジェントルシリーズの脱毛機と比較されることも多いです。

エリートiQの大きな特徴はスキンテルリーダーというメラニン量を算出できる計測機を併用可能なことで、施術者の技術に左右されず一人ひとりに合った出力やパルス幅に調整しやすくなっています。

エリートiQは各地の美容クリニックや皮膚科などを中心に導入されているため、気になる方は問い合わせてみてください。

聖心美容クリニック(一部の院)、各地の皮膚科など

ライトシェアデュエット
ライトシェアデュエットの画像
レーザーの種類 ダイオードレーザー
波長 805nm
スポットサイズ 四角形9x9mm・22×35 mm
パルス幅 5~400msec
冷却機能 冷却チップ・吸引システム

ライトシェアシリーズはスプレンダーXと同じくルミナス社が開発した脱毛機で、最初に発売された機種は米国FDAで長期的な減毛効果が期待できる脱毛機として世界で初めて認可されました。

ライトシェアデュエットは従来のライトシェア系機種と同じく熱破壊式ダイオードレーザーを搭載しているので、肌質や毛質を選ばずに施術を行うことができます。

また、スポットサイズも大きいため1ショットで広い範囲に照射できるだけではなく、施術時間を短縮することが可能です。導入しているクリニックも比較的多いため、気になる方はチェックしてみてください。

クレアクリニック、トイトイトイクリニック、ジョウクリニック(一部の院)など

ベクタス
ベクタスの画像
レーザーの種類 ダイオードレーザー
波長 810nm
スポットサイズ 四角形12mm×12mm・23mm×32mm
パルス幅 5~300msec
冷却機能 コンタクトクーリング

ベクタスもエリートシリーズと同じくサイノシュアー社が開発した熱破壊式脱毛機で、ダイオードレーザーを照射できます。

蓄熱式ダイオードレーザーで施術を行う場合は冷却ジェルの塗布が必要な場合も多いですが、ベクタスは照射と同時に皮膚の冷却を行えるコンタクトクーリング機能を採用しているので、ジェルを使わずに施術が可能です。

また、ベクタスもエリートiQと同じく肌のメラニン色素量を計測できるスキンテルリーダーを使用可能なので、一人ひとりに最適な出力に調整しながら施術を行えます。

ルシアクリニック、ミセルクリニック(提携院)、銀座藤井クリニックなど

医療レーザー脱毛機には熱破壊式と蓄熱式両方対応の機種がある!

医療レーザー脱毛機の中には、熱破壊式だけではなく蓄熱式レーザーを照射可能な機種もあります。

蓄熱式と熱破壊式をどっちも照射可能な機械は両方のメリットを持っているだけではなく、デメリットを補った上で施術を行えるので、気になる方は確認してみてください。

熱破壊式レーザーと蓄熱式レーザーの照射が可能な脱毛機
脱毛機 照射可能なレーザー
ラシャトリニティプロ 3種類のレーザーを照射可能
(アレキサンドライトレーザー・蓄熱式ダイオードレーザー・ヤグレーザー)
ソプラノチタニウム 3種類のレーザーを照射可能
(アレキサンドライトレーザー・蓄熱式ダイオードレーザー・ヤグレーザー)
ソプラノアイスプラチナム 3種類のレーザーを照射可能
(アレキサンドライトレーザー・蓄熱式ダイオードレーザー・ヤグレーザー)
メディオスターモノリス ダイオードレーザーを蓄熱式・熱破壊式に切り替え可能
メディオスターNext PRO ダイオードレーザーを蓄熱式・熱破壊式に切り替え可能
クリスタルプロ ダイオードレーザーを蓄熱式・熱破壊式に切り替え可能

熱破壊式と蓄熱式を搭載している脱毛機には、3つの波長を同時に照射可能な機種や、熱破壊式と蓄熱式をその都度切り替え可能な機種があります。

熱破壊式と蓄熱式を両方照射できる機械の場合、アレキサンドライトレーザーやヤグレーザーでは対応しづらい細い毛でも照射可能なので、毛質を選ばずに施術を行えるでしょう。

また、熱破壊式の医療脱毛機では痛みを感じやすいですが、蓄熱式レーザーも照射可能な機種の場合は、比較的痛みを抑えやすい傾向にあります。

さらに、複数の方式で照射可能な機種はハンドピースが大きく、施術時間を短縮しやすいため、肌を長時間露出するのに抵抗がある方でも不安を軽減しながら施術を受けられるでしょう。

※参考:熱破壊式と蓄熱式の違いについて | 医療脱毛専門のリゼクリニック
以下に当てはまる場合は熱破壊式と蓄熱式を両方照射できる機械も要チェック!
  • 生えている毛は細いけど脱毛したい
  • 医療脱毛の痛みが気になるけど熱破壊式で照射したい
  • 肌の色が濃い
  • 施術時は長い時間肌を露出したくない

熱破壊式の医療脱毛の回数や脱毛間隔を解説!

熱破壊式の医療脱毛の回数について

熱破壊式の医療脱毛では何回照射が必要なのか気になる方に向けて、目安となる施術回数や期間、照射後の経過などを解説します。

熱破壊式医療脱毛は何回必要?5回で効果を実感できる?

医療脱毛は照射部位や個人の毛質によって効果を実感しやすい回数が変わるため、何回で終わるのか断言はできません。

しかし、ある程度効果を実感しやすい回数の目安はあるため、何回契約すればいいのか悩んでいる方は以下の表を参考にしてみてください。

医療脱毛の効果を実感しやすい回数を部位別に紹介!
部位 減毛を実感しやすい回数 シェービングが楽になる回数 自己処理がほとんど不要になる回数
3回~5回程度 5回~8回程度 10回前後
初回~3回程度 5回程度 8回程度
3回程度 5回~8回程度 8回前後
3回程度 4回~6回程度 8回前後
初回~3回程度 5回前後 10回程度
背中 3回程度 5回程度 8回程度
VIO 3回程度 5回~8回程度 10回前後
ヒゲ(メンズ脱毛) 2回~3回 5回程度 10回前後

医療脱毛ではいずれの部位であっても、5回程度の照射で普段のシェービングが楽になり、お手入れがほとんど不要になる状態を目指したい場合は8回~10回程度の照射が必要になることがわかりました。体質によってはそれ以上の照射が必要になるため、気になる方は8回以上のプランなども確認してみるといいでしょう。

医療脱毛の回数の目安

医療脱毛のコースでよくある回数は5回で、多くの方が「自己処理が楽になった」と感じる回数です。もし全身を「ツルツル」の状態にしたいのであれば、8~10回ほど必要になるでしょう。

引用元:医療脱毛の回数は10回がツルツルの目安?部位別に回数ごとの効果を解説

目安となる回数より多く照射しているのに効果がない場合は個人差のほかにも、適切な出力で照射していない・成長期の毛に対して漏れなくレーザーを当てられていないなどの原因が考えられます。

医療脱毛の効果が実感できないと通院回数も増えると考えられるため、回数をなるべく少なくしたい場合は出力や照射スポットの大きさなど機械の性能にも注目するといいでしょう。

上記の話を踏まえた上で、医療脱毛の回数をなるべく減らしたい方に向けた脱毛機の選び方をまとめました。

なるべく医療脱毛の回数を減らしたい場合のチェックポイント3つ

  • 1.照射時の出力やパルス幅を調整しやすい機械を確認
  • 2.ムラなく照射しやすいハンドピースの有無を確認
  • 3.照射部位の毛質に適したレーザーが照射できる機械を確認
    ⇒成長期の毛に対して適切な強さで照射できる・打ち漏れを減らしやすい脱毛機を要チェック!

熱破壊式医療脱毛の照射間隔と通院期間の目安

各クリニックが勧める熱破壊式医療脱毛の照射間隔は毛が生え変わる周期(毛周期)に合わせて設定されており、2~3ヶ月に1回照射を行うとターゲットとなる成長期の毛に対して効率的にレーザーを当てられるとされています。

ただし、医療脱毛を続けると成長期の毛の割合が減るため、クリニックによっては3回目以降の予約は上記に挙げた期間よりも間隔を空けるように指示される場合があります。

そのため、医療脱毛の通院期間は5回コースの場合は1年~1年半、8回コースは1年半~2年、10回コースは2年~2年半くらいが目安になるでしょう。

コラム:医療脱毛の間隔は短すぎても長すぎても効果ない?

医療脱毛クリニックによっては1ヶ月~1ヶ月半ほどの間隔で予約を取れるときもあれば、逆に4ヶ月以上予約が取れない場合もあります。

顔のように毛周期が短い部位に照射する場合は、1ヶ月ごとにレーザーを照射しても効果を実感しやすいですが、そのほかの部位は成長期の毛の割合が少ない状態で照射を行うことになるため、効果を実感しにくくなる可能性もあるでしょう。

その一方で、一度破壊した発毛組織は再生されないことから、脱毛の間隔を長く空ける分には問題ないとされていますが、あまりにも期間を空けすぎると毛の密度が高くなってレーザーが分散しやすくなり、効率よく照射を行うことが難しくなります。

上記のことを踏まえると、医療脱毛は適切な間隔で受けることが望ましいですが、通院期間もある程度必要になるため、契約する際は自分の都合なども考慮するようにしましょう。

熱破壊式で毛は何日で抜けるのか経過を紹介

熱破壊式医療脱毛は蓄熱式よりも早く抜けやすい傾向にあり、熱破壊式医療脱毛に特有の現象として照射直後から毛がポロポロと脱落するポップアップ現象が起こることがあります。

ポップアップ現象はVIOや脇などの太くて濃い毛が生えている部位にのみ見られますが、熱破壊式医療脱毛の場合は、そのほかの部位でもレーザーを当ててから1~2週間で自然に毛が抜けるとされているため、熱破壊式のほうが効果が高いと思う方も多いようです。

熱破壊式の経過
※ポップアップ現象が起きない場合も発毛組織が破壊できていれば毛が抜けるので、施術から1~2週間は経過を観察する

熱破壊式医療脱毛のデメリットは痛みや産毛への効果?

こちらでは熱破壊式医療脱毛の痛みや産毛への効果をはじめ、施術時に考えられるデメリットについて解説します。熱破壊式医療脱毛を受けたい方は、ぜひ事前にチェックしてみてください。

熱破壊式医療脱毛のデメリット①
痛みが強い

痛みが強い

繰り返しになりますが、熱破壊式医療脱毛は蓄熱式よりも高出力のパワーを一気に照射する施術になるため、痛みを強く感じやすいです。
医療脱毛の痛みが気になる方は、蓄熱式レーザーに対応している機種や麻酔の使用可否をチェックしてみてください。

熱破壊式医療脱毛のデメリット②
産毛などの細い毛には効果を発揮しにくい

産毛などの細い毛には効果を発揮しにくい

熱破壊式の機械にはヤグレーザーとアレキサンドライトレーザーが搭載されていることが多いですが、これらのレーザーは濃くて太い毛に対して反応しやすいため、産毛などの細い毛にはあまり効果がないと感じる場合もあります。 そのため、産毛までしっかり脱毛したい方はダイオードレーザーの照射に対応しているか確認しておくといいでしょう。

熱破壊式医療脱毛のデメリット③
やけどのリスクが高い

やけどのリスクが高い

医療脱毛のリスクにはやけどや肌の炎症・乾燥などが挙げられますが、高出力で照射を行う熱破壊式医療脱毛の場合は蓄熱式よりもリスクが高くなります。
施術時に適切なパワー調整を行えばやけどのリスクは軽減されるため、気になる方はパワー調整のしやすさや冷却機能に注目して機械をチェックするといいでしょう。

※参考:なくならない脱毛施術による危害|国民生活センター

熱破壊式医療脱毛のデメリット④
硬毛化のリスクが高い

硬毛化のリスクが高い

硬毛化とはレーザーを照射することによってもともと細い毛が太くてしっかりした毛質に変化する現象で、アレキサンドライトレーザーの照射で特に起こりやすいと言われています。
ただし、必ず起こる現象というわけではなく、硬毛化が起こった毛はヤグレーザーで対処可能な場合もあるため、心配な方は各クリニックに問い合わせるといいでしょう。

熱破壊式医療脱毛はどこがいい?おすすめクリニックを紹介!

記事の最後に、熱破壊式医療脱毛が受けられるクリニック5院の料金プランと対応している脱毛機を紹介します。

各クリニックでは熱破壊式で施術を受けられるだけではなく、医療脱毛を始めやすいプランが用意されているため、ぜひチェックしてみてください。

熱破壊式医療脱毛おすすめクリニック5院!
クリニック名 レジーナクリニックのロゴレジーナクリニック フレイアクリニックのロゴフレイアクリニック じぶんクリニックのロゴじぶんクリニック アリシアクリニックのロゴアリシアクリニック リゼクリニックのロゴリゼクリニック
おすすめプラン デビュープラン
全身+VIO脱毛5回:66,000円
クイックプラン
全身+VIO脱毛5回:99,600円
全身+VIO脱毛5回:62,000円(税抜)/68,200円(税込) 全身+VIO脱毛5回:62,000円(税抜)/68,200円(税込) 全身+VIO脱毛5回:99,800円
脱毛機の種類 ・ジェントルマックスプロ
・ジェントルマックスプロプラス
・ジェントルレーズプロ
など
・メディオスターモノリス
・メディオスターNext PRO
・ソプラノチタニウム
・ラシャトリニティプロ
・ソプラノチタニウム
・スプレンダーX
・ラシャトリニティプロ
・ラシャ
・メディオスターNext PRO
・ジェントルヤグPro
おすすめポイント ジェントルシリーズの脱毛機を複数導入! ダイオードレーザー脱毛機で幅広い毛質に対応可能! 3種類のレーザーを同時に照射できる機種あり! 毛質や肌質に合わせて最適な脱毛機を使用! 3つの脱毛機を使い分けて照射してもらえる!
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熱破壊式医療脱毛は高出力で発毛組織を破壊!

当記事では熱破壊式医療脱毛の仕組みや蓄熱式との違いを説明し、熱破壊式の機械を紹介しました。

熱破壊式医療脱毛は高出力のレーザーを照射して発毛組織を破壊することから脱毛を実感するまで早く、部位によっては蓄熱式よりも少ない回数で脱毛効果を実感できる場合があります。

ただし、熱破壊式医療脱毛には痛みを感じやすい・細い産毛などには効果を発揮しにくいなどのデメリットもあるため、蓄熱式と熱破壊式どっちがいいのか悩んでいる方は、両方の特徴を理解した上で機械を選ぶといいでしょう。